2018年07月24日

S10使用構築;湯池鉄城受けサイクル(最高1965)



S10structure-α.png



こんばんは。gaspardです。



今回は、S10の使用構築についての記事になります。考え方についてはS8-9に亘ってのそれと大差ないのでその辺は前記事(→)等に譲るとして、そこからどのように環境に適応させていったか、或いは環境を自分に引き寄せたかを見て頂けたら幸いです。
タイトルの通り結果は出ていないのですが、正直昨シーズンは最終日近辺以外ほぼ潜れず「メインサブ合計で」170戦程度しか潜れない壊滅的に時間が足りなかったシーズンだったことを考えると一応最低限の完成度は保てているのかなと思います。とはいえ環境に刺さっているかというとかなり微妙な感じもあるのでこのタイミングで公開します。


※この構築をどなさん(@donayanma)という方にお貸ししたところ、真皇杯の本戦一歩手前のところまで行ってくれました(関西予選②にてBest4)。完成度を担保する結果としては十分なのではないかと自負しております(本人に聞いたところ相当完成度高いし使いやすいと[お世辞込でしょうが]言ってくれました)。


では始めていきます。



以下常体




※タイトルの四字熟語「湯池鉄城」は城が堅固なさまを表す。一見そうなっているとは思えない要塞(クレセリア)がドヒドイデの毒菱や熱湯火傷、ゲンガーの鬼火等で突破不可能になる様子(試合展開として割と多かった)を示したかったためにこのようなネーミングにさせてもらった。




昨シーズン末から感じていたこととして、受けサイクルミラーが頻発するなということがあった。特に鋼枠カグヤのものやグロスのもの、それらがカバマンダ等をメタる形で台頭していたという印象。そこでこういった同系ミラーを”鋼枠を呼んで倒す形で”制することが出来れば高い勝率を保ったまま上を狙えると考えた。ここの「呼ぶ」という考え方から一番近い構築はブルルドラングロスのグロスをエースにしてミラーに強くするというもので間違いなさそうだなと感じたため基本線を変更せず、加えてカグヤを呼んで倒せる枠として知人のぬまゴリラさんという方から聞いていて自分好みでもあった瞑想超Zクレセリアが最適だと感じたのでここも確定枠とした(→このクレセリアを使用した記事;https://ikenumagorira.hatenadiary.jp/entry/2018/05/15/092650)。

またクレセリアを通すにあたって重くなってくる悪タイプには接地しているものが多い(バンギラス・ゲッコウガetc.)ため、ここをターン稼ぎのみで突破可能な毒菱ギミックも同時に採用しようと思い、ここまでで重めなゲッコウガへの一応の回答にもなれるドヒドイデを起用。ここまで受け気味に固め、クレセドラン+ブルドヒという並びまで見せるとクレセリアがゴツゴツメット持ちに偽装出来るのではないかという意図も込めてのものだった。

ラストの枠としてはクレセリアがガルーラ等にスリップを入れられない型であること、メタグロスが環境に蔓延りすぎてグロスミラー以外にも相手のグロスの処理ルートを用意しておかないと構築単位で不利を取る並びが増えそうだなと感じたことから鬼火持ちのメガゲンガーを起用した。


結果として昨シーズンの並びを多少いじった程度のものになってしまったが、構築の方向性としてはまるっきり違うものであることには注意されたい。即ち、昨シーズンまでの軸は「ブルルドラングロスを中心とした受けサイクル」であったのに対し、今回の軸は「(鋼を呼んで倒す枠としてのグロスorクレセ)+(ブルルドラン等による受け一辺倒の構築への擬態)」である。


※最終日のみメガゲンガーの枠があまり環境に刺さっていないと感じたためマッシブーン@スカーフに変更。この変更の結果最高レートをキャス内で達成したが、その後力尽き、時間もなかったので解散した。


ということで個別解説に入る(昨シーズンと同一個体が多すぎるため使用感や立ち回りについて大目に言及することとする)。





ゲンガー@ゲンガナイト

臆病 呪われボディ→影踏み
祟り目 ヘドロ爆弾 鬼火 滅びの歌
153(140)-*-100-205(116)-115-200(252)
調整
H-B GF回復込でA無振りグライオンの地震最高乱数2連続以外耐える
S最速 残りC



裏メガとしてのメガゲンガー。昨シーズンから続投の枠。

4つ目の技について正着を模索していたが、ラスト1匹を詰める際にクレセやらブルルやらのターン稼ぎが生きると思い不確定要素の残る道連れではなく滅びを採用。鬼火祟り目+滅びはまず読まれず、もっと言えばヘドロ爆弾を見せた時点で滅びがほぼ警戒されなくなるので詰めの段階でよく刺さった。

正直グロス軸に強い枠とはいえ、そのグロス対面で思念or地震+バレットでかなり削られて裏の先制技圏内に入ってしまうケースが想定される等耐久的にはぎりぎりというか最早落第レベルなので扱いには十分気をつける必要がある。ただ単純なCSやHSにするより上記の調整を施したことにより色々な場面で強引に動ける面もあったため、そこは評価点かなと思われる。また環境的に鬼火で火力を削いでクレセリアで起点にしたり後続の負担を減らしたりする流れが非常に決まりやすく、特にクチート軸には鬼火が読まれないことをいいことに、ゲンガーで鬼火を入れてドラン下げ→荒らしてゲンガーでスイープみたいな流れで完全にカモにしていたので「このシーズンだからこそ」の強さも含めて評価が出来そう。

2シーズン連続で使った枠だが、やはりORASの時同様こいつを選出出来る試合はゲームプランが非常に組みやすく展開が読みやすいので穏やかな心でポケモンが出来ている気がする。とはいえこのシーズンは鬼火持ちゲンガーがかなり警戒されていたのか、ラムを持って滅ぼしてくるポケモンも一定数見受けられ、その度に悲しくなっていたのでここを考慮して前述のマッシブーンに変更を行った。





マッシブーン@拘りスカーフ(最終日のみ)

陽気 ビーストブースト
冷凍パンチ 地震 馬鹿力 ストーンエッジ
187(36)-191(252)-160(4)-*-74(4)-138(212)
調整
S スカーフ込みで最速135族抜き、+1準速ジャラランガ抜き
Aぶっぱ、残りH
端数BD



この枠に求められたのが、

・対ガルーラ、ゲンガー性能(特にガルーラに関しては後投げ出来ることが必須)
・グライオンに打点を有すること
・カミツルギに弱くないこと
上記3点を備えながら役割対象をしっかり呼ぶこと

の4点で、これを満たしていたのがスカーフ持ちのマッシブーンであった。そもそもマッシブーンが速いというイメージが無い、というかこのポケモン自体があまり知られていないこともあり、不自然なマッシブーン初手投げであっても割とゲンガー相手に地震で遂行すること等が決まりやすく使用感は極めて良かった(ただしH252振りメガゲンガーに対して地震で確定が取れていないのは注意)。また特殊方面が紙とよく称されるが、上記の数値を見てもらえば分かる通り体力の高さで並み程度の数値はあるため無茶な受け出しも一応は可能になっている。


近く色粘りを開始しようかと思うレベルの性能だったので是非使ってみては如何だろうか。





メタグロス@メタグロスナイト

陽気 クリアボディ→硬い爪
冷凍パンチ アームハンマー 地団駄 バレットパンチ
163(60)-190(196)-170-*-130-178(252)
調整
A H4振り霊獣ボルトロスを冷凍パンチで確1
S最速、残りH(GF回復量10)



正メガはこちら。本構築のエース枠。

とはいえS8から使用しており並びの記事(→)まで書いてしまったので若干語りつくした感があり、無難に強い以外の感想がなかった。

ただ一応気になったポイントとして、Aの調整先を耐久にほぼ割かない霊獣ボルトロスにしていることは理に適っているのか?ということがある。というのも最近のカバマンダメタとして流行っている霊獣ボルトロスの調整は控えめor図太いHBC調整であるため、冷凍パンチで同ポケモンを一撃で倒した記憶が無く、寧ろ耐えられて裏の圏内に押し込まれるというケースが目立った…。ただそれに関してはグロスを意地にしたから確定になるというわけでもないこと、元よりカミツルギが構築全体で重いことから上から弱点を突ける陽気での採用が役に立つ機会の方が絶対に多いこと等総合的に勘案して前回までの調整を続投、という判断になった。

ゲッコウガ受け出しを今シーズンは昨シーズン以上に多くやられた分、無駄死にしたゲッコウガも増えたのかなという印象。交換読みアームハンマーが決まった時の快感って素晴らしい。





カプ・ブルル@マゴの実

意地っ張り グラスメイカー
ウッドホーン 守る 宿り木の種 岩石封じ
177(252)-176(76)-146(84)-*-124(68)-99(28)
調整
いつもの記事参照→http://gaspardutd.seesaa.net/article/456528198.html



僕の構築の軸。

グロスゲンガーの弱点補強、ドランの体力管理、全てにおいてこのポケモンというかGFの存在が欠かせないため選出率は自然と上がる。ただレヒレをドヒドイデの毒菱+瞑想クレセリアで見る選出をたまにしていたため昨シーズンまでよりは若干率が落ちたかもしれない。逆に言うとその程度でしかなくて、一年半以上同じ調整を使い続けて色褪せぬ強さって冷静に考えると頭おかしい。

何にしても弱い要素が無く、汎用性も段違いなので手放せない駒として今後も使い続けるのみ。詳しくは単体考察の方をどうぞ。
立ち回り等で気になるところあれば遠慮なく訊いて下さい。





ドヒドイデ@黒いヘドロ

図太い 再生力
熱湯 毒菱 黒い霧 自己再生
157(252)-*-220(220)-73-167(36)-57
調整
HD 特化ウルガモスの+1Z破壊光線の乱数がずれる
B 残り(11n)



構築の軸に据えたのはS3ぶりかもしれないくらいの枠。

今回クレセリアというポケモンを通すにあたって非常にネックになっていたのが激流ゲッコウガというポケモンの存在。タイプが変わらないのでサイコショックが通る要素が無く(変幻自在なら悪の波動を枯らせば勝手にダメージが入るタイプに変わってくれる)、どうしてもこのポケモンを通せないなということで頭を悩ませていた。またバンギラスも多少数を増やした印象で、気を抜くとすぐに全抜きされるためこちらのエースが機能停止した上で、となるとあまりに分が悪すぎる…。
そこで目を付けたのが毒菱という技で、ゲッコウガを流せるポケモンがこれを撒くことが出来ればターン稼ぎがそのままダメージ源になっていくため非常に相性がいいなと。こうなった際に、「クレセリアをゴツメ持ちに偽装可能で」「毒菱を持っても本来の役割を失わず」「ゲッコウガに対面で有利が取れる」ということで白羽の矢が立ったのがこのポケモン。昨シーズンから、ドヒドイデの流し性能と毒菱の相性の良さは感じていたのだが、これが”詰み”ポケモンのダメージソースという形で生きることになるとは夢にも思わなかった。

前述の選定基準のため、このポケモンを選出する際はサイクル戦をしてこいつ自身で詰めるのか、クレセリアで詰められるからこのポケモンでは何が何でも毒菱を撒きそのまま退場してもよいのか(クッション程度の役割でよいのか)を前もって見極めておく必要がある。ただこの見極めに際しては、相手がこちらの勝ち筋に(再戦以外)気付けていないことが圧倒的に多いため、ある程度自由度があることを認識していれば楽に出来た印象で、持ち前の高いサイクル性能から柔軟な動きを可能にしてくれた。

ドヒドイデは昨今の環境においては正直あまり単体性能を評価出来ない枠であり、特に「ブルルドヒドイデ」という並びに対する自分の評価は下がる一方だったわけだが、上記のように明確な役割を与えて構築に組み込む分にはこれほど安定感を生み出してくれるポケモンもなかなか存在せず、適材適所というかそんな感じでうまくはまってくれたなと思った。





クレセリア@エスパーZ

図太い 浮遊
サイコショック 瞑想 身代わり 月の光
225(236)-*-170(116)-95-150-125(156)
調整
H-B 特化メガバシャーモのフレアドライブが確3
  無振りテッカグヤのヘビーボンバーを身代わりが13/16で耐える
H 4n+1(身代わりのHP56かつHP最大値奇数という条件下で最小値225)
S 最速テッカグヤ抜き



本構築の肝、超Z瞑想クレセリア。全てを耐えて滅ぼす”詰み”エース。


このポケモンが受け構築の穴埋めとして合っていると感じた理由は以下に挙げる通りで、これを考えれば考えるほどこのポケモンを使ってこなかった理由が謎になってくる;


・受け構築で重めのテッカグヤ、ヒードラン、HDギロチン持ちグライオンに非常に強く、またそれらのポケモンの役割対象であるはずのこのポケモンは引かれずに起点化することが可能。裏と対面する際には身代わり状態かつCD+1が確定するため既にどうにもならないことが多い。

地面の一貫、超技の一貫をお手軽に切りつつ起点化することが可能。

受けサイクルミラーに非常に強い。その証拠に+1Zサイコショックで157-163ドヒドイデ(H252D4振り)が丁度確1になるため、瞑想を見てから霧での処理を図ろうとする相手にはそれを許さない。その他159-123(H188D68振り)のテンプレ滅びメガゲンガーも余裕を持って+1Zショックで確定が取れるので、テッカグヤやらヒードランやらを起点化した後に仕方なくゲンガーの滅び道連れで処理しようとする受けサイクル使いにはその甘さを思い知らせることが出来る。

・受け構築で重くなりがちな剣舞バシャーモへの性能を落としておらず、役割放棄を最小限にとどめてエースとしての性能を得ている。役割放棄している部分に関しては対ガルーラ、ボーマンダ、メタグロス(特にゴツメを当てたいメタグロスに一転不利になる[超技1/4])が挙げられるが、マンダグロスに関しては他で容易に対策可能だし、ガルーラに至っては前述のゲンガーで鬼火を入れれば最早起点ともなりうるため並びでの対処という観点からは脅威ではない。

・「詰め筋」として重要な要素としての毒への耐性(=「身代わり」という技の存在)に加えて、トリックや叩き落とす、毒菱等の対策技で機能停止しない積みエースとしての絶対的な適性を有する。


以上のように、様々な観点からこのポケモンの”詰み”エースとしての適性が導かれる。特に上記5点目があまりにも大きく、ここがノイクンとは絶対的に異なるポイントでもある。1ウェポンの超技は無効タイプが存在するため抜き性能を相手に依存するという点が微妙なものの、毒菱と組み合わせることでその弱点をある程度誤魔化せるため使い勝手はあまりにも良かった。


絶対にこのポケモンがエースであるとは悟られないように構築を組んでいるため、イージーウィン出来る試合は数知れず。周囲の幾多のサポートを受けながら要塞と化していく姿は非常に頼もしかった。「呼んで倒す」という意味では最高レベルの性能を持った素晴らしいポケモンである。


ぬまゴリラさん恐るべし。





ヒードラン@突撃チョッキ

臆病 貰い火
噴煙 ラスターカノン 大地の力 岩石封じ
179(100)-99-127(4)-167(132)-134(60)-136(212)
調整
これと同様。並びの意図含めこれがわかりやすいかと→http://gaspardutd.seesaa.net/article/459413371.html




調整を変更した速いチョッキドラン。

特に使い勝手等に変化はなく、ただ単にD方面で多少安心できるようになっただけ。なので調整意図等は上記記事に譲る。
まあ無難に強く、このSラインが読まれることは今後もずっとないんだろうなといった感じ。








選出パターン


・ブルル+ドラン+グロス

順当に勝てそうなとき。対S7共有構築はこれで良い。またカバリザテテフみたいな並びも取り巻き含め大体この辺で誤魔化せる。


・ゲンガー+ブルルorドヒド+クレセ

クレセをサポートすれば勝てそうなとき。ゲンガーの鬼火、ブルルの宿り木、ドヒドの毒菱をフル活用してクレセを無理矢理通す。
ゲンガークレセ@1の選出基準としては①クレセが通せなさそうな枠がギャラドス等の悪タイプかつドヒドで対処不能なポケモンならブルル、②ゲッコウガ等のドヒドの役割対象が居るケースまたは毒菱を撒けばクレセで詰められそうならドヒド、といった感じでこのパターンではブルルは消極的な選出理由となる。

・ブルル+ドヒド+ドランorクレセ

対ルカリオ軸。ルカリオに対してはクレセがそこそこ有利なので、裏に居がちなミミッキュをブルドヒで睨みながら残りをクレセで片付ける、或いはドヒドイデをルカリオのために消費してよさそうなら裏にはドランが通っていることが多いためそこを突いていく、といった形。

・ブルル+ゲンガー@1

対ガルーラ軸。ゲンガーでグロパンか無技を透かして鬼火。残りを裏の二匹で片付ける。ギルガルド不在ならかなり有利。


その他は場合によってといった感じだが、グロスはブルルとセットであることが多かった他、クレセドヒドの両選出もかなり多かった印象。その意味で選出の自由度があるというより、以前までの受けサイクル的な選出に加えてクレセエースの選出が出来るようになったという認識で間違いなさそう。







*****************************************************************************************





最高1965は個人的に保存する水準のレートではないなと思ったため特に証拠も無いですが、文句を言われても嫌なので代わりに飼い犬の画像を置いておきます。可愛い。





gaspard_image.jpg





ということで以上です。クレセリアとマッシブーンの強さだけ分かってもらえればと思っていたので、そこだけでも読んでもらえていれば僕は満足です。
生活が激変したとはいえ、もう少し要領よく仕事等して時間作ってポケモンもやらないとなあ…。

次回の構築記事がS11のものであるといいな…



長文乱文失礼しました。それでは。




posted by gaspard at 15:28| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください