2019年10月26日

18タイプパートナーズ交流戦;メタ、考察まとめ②



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こんばんは。gaspardです。前回(http://www.gsp841125.com/article/470291384.html)の続きです。前回を参照の上どうぞ。





以下常体





★2戦目 vsWingさん




パートナーズ相性は微有利。


理由としては前回のアッサーノさん戦同様明らかに通っているポケモンが居るからで、それがムラっけオニゴーリとポリゴンZ


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そして前回はバシャーモとテッカグヤという若干通すのに一工夫要るポケモンだったため寧ろ外すことで相手のメタを腐らせることを意識したが、今回刺さっている枠が勝ち筋としてかなり強い部類だったので素直に通すことを考えた(何なら相手視点からはこちらには他にパワーのある駒も揃っていて対策を切ることは出来ず、純粋にメタが噛み合わないこともあるし)。相手の選出予想としては、後述する自由枠候補が二匹+ラティアス、ムウマ、霊獣ボルトロス、ゲッコウガまで確定(バシャカグヤへの対策と後ろ2枠は単純な通りの良さから)で残りは自由枠に合わせてチェンジか。


まずポリゴンZはZテクスチャー後ゴーストタイプになるということで確定。相手のポリゴンZもテクスチャーする場合はタイプ変更が入ることから霊の一貫が取れていて、耐久が高めで誤魔化し技を持つムウマ/ラティアスの上から一致弱点を突ける。悪枠も耐久の低いゲッコウガで通しやすそう。そしてサブウェポンとして、相手の草毒枠が電気テクスチャーポリゴンZ警戒でメガフシギバナに変わってくるケースが面倒だったのでサイコキネシスを採用。ラストにクチートの不意択を誤魔化せる再生という形でエースを決めた。


またオニゴーリについてはムウマの呪い、滅び等警戒で挑発を持たせることで本格的に止まらなくなる。こちらは自由枠メガヘラクロスに弱い枠ではあるが、これであれば寧ろポリゴンZの通りが凄まじくなるはずなのでそれは問題ないと考え、フェローチェが蝶の舞をしてこのポケモンを対策してくるケースを踏まえて1ウェポンは氷の息吹を採用。


そしてこの2枚を通すにあたって、当然ながら頑丈持ちドンファンや襷持ちが阻害する要因に挙がってくるためステルスロック要員が必要で、これはガブリアスで確定。HDに寄せてヤチェを持たせることでゲッコウガ対面も遂行が安定し、起点作成と全抜き準備を整えられる。また地味にムウマ対面でトリックルーム読み吠えるをすることで裏のエースを確認出来る点も優秀。



この3匹で単純に戦術としては完結しているのだが、純粋にオニゴーリを阻害する虫格闘枠を強く牽制したかったため、こちらも通りの良いメガカイロスを採用。またこちらに出てくるゲッコウガがスカーフ型である可能性は万に一つもない(→手裏剣+何かで打ち分けられた方がバシャーモ等の対策として適切)ため、ムウマ等の持ち物を無力化してさらに勝ち筋を通しやすく出来そうという意味も込めてトリックを持ったスカーフカプ・レヒレも補完で採用。


そしてこれでも面倒そうな軸が存在しなかったが、昼ルガルガンを砂エースとして採用されたケース(バシャカグヤを見て出てくるとは考えにくいが…)を考え、フェローチェを準速で採用した場合に通りが良くなる枠兼天候エース対策、序に起点作成も可能なポケモンとして自由枠に臆病メガフーディンを採用して構築を完成させた。



以下が使用したポケモンになる。




カイロス@石 陽気H4A252S252

恩返し 電光石火 地震 剣の舞

ガブリアス@ヤチェ 意地H60A60B4D132S252

地震 岩石封じ ステルスロック 吠える

オニゴーリ@残飯 臆病H172B4C36D108S188

氷の息吹 挑発 守る 身代わり

ポリゴンZ@ノーマルZ 臆病H68C212S228

シャドーボール サイコキネシス 自己再生 テクスチャー

カプ・レヒレ@スカーフ 臆病H4C252S252

波乗り ムーンフォース 凍える風 トリック

フーディン@石(自由枠) 臆病H132C252S124

サイコキネシス エナジーボール シャドーボール 電磁波




わかりやすく高速エース+ステルスロック、補完と潰し枠という構成。特筆することは無いが、強いて言えばポリゴンZが相手の霊獣ボルトロスの調整先意識で最速85族+2までSを伸ばしていること、万が一のS補正フェローチェにも対応可能な最速スカーフレヒレを採用していることくらいは気を付けたい(本質情報として)。




実際の試合では相手のPTが




ムウマ/ラティアス/シザリガー(自由枠)/霊獣ボルトロス/ウインディ/ポリゴンZ




自由枠にシザリガー、予想以上にバシャーモを重く見られていたよう。しかもムウマとの同時選出でトリックルームエースになれるという枠か。

と考えるならガブリアスの吠える、オニゴーリの挑発は絶対に刺さるため、単純な通りの良さからもこの2匹を確定し、残りはラティアスに対して薄い選出であることを踏まえ、レヒレ、フーディンと迷ったが先に展開して一致で裏までぶち抜けるポリゴンZを選択した。初手はゲッコウガ不在ということとムウマ初手が読めたこと、不利対面ならボルトロス、ウインディ共にガブをクッションに出来る、ラティアスは適当に突っ張りつつ万が一Z技等で早期に落とされたケースもポリゴンZで起点にする(流石にオニゴーリ出オチはないため積み合戦になればターン経過ごとにこちらが有利になる)ことを意識してオニゴーリにした。



試合展開としては、オニゴーリムウマ対面での能力変化がゴミカス過ぎて非常に悩ましかったが無理矢理ボルトロスを起点にしてポリゴンZで抜いて勝ち。ラスト1匹がポリゴンZだったためこちらはZテクスチャー等諸々考慮(悪巧みなら選出不可、それ以外ならZテクスチャー後に一致シャドーボールを通す)して再生で様子見すると相手もゴーストタイプに変化(!?)。こちらはSに補正を掛けていたが最速ではないため負けを覚悟したが、上から攻撃を通せた(実際は準速だったそう)。



一番考察としては強かったと自負している。オニゴーリがしっかり通っていればそもそも勝てていたし、構築のパワーとしても悪くなかった。





★3戦目 vsリプトンさん




パートナーズ相性はトントンか若干こちら不利。


理由としてはこちらの通せるエースが明確に存在しない(強いて言えばバシャーモのバトンからの瞑想レヒレ?)が相手視点こちらの型が結構読みやすくなっていることで、少なくともクレセリアの霊技(メタグロスの身代わり破壊意識)、ポリゴンZの被選出が無いこと、ゲンガーの気合玉含めた3-4ウェポンまで考慮出来るのは大きそう。


逆にこちらから予想される型予想としては


・ミロカロスはミラーコート持ち。氷Z等もありそう

・ミミッキュはAB呪い

・メタグロスは出てくるなら身代わり爪とぎ

・カイロスが出てくるならサブウェポンはインファイト

・バシャーモは特殊ベース草Zか物理ベース悪Zor炎Z。メガでの逃げバトンはレヒレの霧からスカーフガブリアスorテッカグヤで通らない


といったところか。一応ミミッキュがABと仮定するならという話になるが、補完としてなら「サイコシフト持ちHBベース瞑想シャドボクレセリア@火炎玉」が通りそうという話はあるが、チルタリスが並びにいるとそうも断定はできないため難しいところ。


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上記のポケモンは身代わり毒グロス等のメタポケモンも許さず、ミミッキュの積みも抑制出来るためここを思考の始点として構築することにした。


ここをストッパー兼エースとするに際して明確に重いのがデンジュモク、バンギラスで、これらに強いのがジャローダとガブリアス。ただ役割破壊等まで考えるとジャローダ@突撃チョッキが一番安定しそうだったのでこれを採用した(臆病にするとメタグロス抜きと+3デンジュモクのめざ氷確定耐えを両立出来る)。

またここまででクレセリアが相手のバシャーモに何も出来ないため、そこに安定しそうかつミミッキュに対面から勝てる枠としてASベースのフェアリーZマリルリを自由枠で採用し、同時にこのポケモンが相手のメガフシギバナ以外にそこそこ通っているように見えたのでトリルサポート兼1:1交換の鬼としてトリル道連れメガゲンガーを採用した。


これで明確に厳しいのが相手のカイロスなので、テッカグヤも必要になるが、デンジュモク死に出しで止まる型にするのは流石に問題だと感じたため、ゲンガーとのシナジー考慮で持ち物としてソクノの実を持たせてHCベース、ブースト後の文字+マリルリのアクアジェットで縛れるようにと考えた。


ラストとして、流石に対面でデンジュモクに負ける駒が多すぎると感じたため、併せて甘えたミミッキュを飛ばせる地面Z持ちのHAB調整ガブリアスを採用して構築を完成させた。



ということで、完成した構築が以下の通り。




ゲンガー@石 臆病H28C228S252

シャドーボール サイコキネシス 道連れ トリックルーム

マリルリ@妖Z(自由枠) 意地H28A252S228

じゃれつく 地鳴らし アクアジェット 滅びの歌

クレセリア@火炎玉 図太いH236B108S164

シャドーボール 瞑想 月の光 サイコシフト

テッカグヤ@ソクノ 生意気H244C236D28

エアスラッシュ 大文字 ヘビーボンバー ギガドレイン

ガブリアス@地面Z 意地H76A76B100D4S252

地震 岩石封じ 身代わり 剣の舞

ジャローダ@突撃チョッキ 臆病H180D92S236

リーフストーム ギガドレイン 目覚めるパワー地面 ミラーコート




基本的にはクレセリアで状態異常を撒きつつジャローダガブリアスで抜いていくか、ゲンガーマリルリ辺りで対面1:1を取って詰めるかの2通り。ゲンガーは対面バシャーモにかなり強い道連れトリル+サイキネ型で、マリルリがS-1準速ミミッキュ抜き。ジャローダのめざ地は通りの良さから採用したが、基本リーフストームの方が強いのでこちらを撃っていきたい。ガブリアスのHBラインは特化ミミッキュのじゃれつく+影撃ち確定耐えで、対面ミミッキュZを撃たれなければ有利対面になる(多分こちらの並びからしてガブリアス対面というよりクレセリア対面でZを切りたいはずなのでこの動きは高確率で通る)。



これに対して当日のお相手のPTが、




ミロカロス/イーブイ(自由枠)/バンギラス/チルタリス/メタグロス/ミミッキュ




まさかの自由枠イーブイ。1戦目ドーブル、2戦目シザリガーに続いて謎の自由枠で本当に意味が分からなかった(三試合でシザリガーが一番マシってこれ如何に)。

とはいえバトン展開なら自由枠マリルリの4枠目の技、滅びの歌で対応可能なので、これはいい方向で噛み合ったか。

そしてこの際の起点作成は高確率でミミッキュで、マリルリに対しては鬼火を撃ってくると予想されるので、そこにクレセリアを投げれば当初の予定通りの展開に持ち込めるのではと判断。マリルリ+クレセリアの選出を確定した。

残る枠について、これだと単純に黒い霧持ちのミロカロスが重そうと見た。イーブイのバトン先がバンギラスであればそこも見なければならないため、両者に対面有利なジャローダを3匹目にチョイスした。




そして実際の対戦だが、相手の3匹目を読み違えて負け。ミロカロス+ミミッキュまでは何とかカバー出来たが、ここまでジャローダが重すぎるからラストはメガチルタリスかメガメタグロスかと思ったらバンギラスが出てきて、クレセリアをラストに残していたので処理が追い付かず(ジャローダがCSなら3縦で負けてましたbyリプトンさん とのことでガクッと来た…)。

実際のところ相手のメガ枠はチルタリスとバンギラスのみでメタグロスこそがイーブイバトンの起点要員だったとのこと、そこも含めて全く読めなかったため、こちらに良い噛み合い方をしたように見えて実際は逆だった模様。作戦は結構しっかり練れていたと思うので、当日の立ち回りで勝ちを拾えなくて頑張ってくれたポケモン達に申し訳ないって感じですね。




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ということで如何でしたでしょうか。


私の思い付きで大会を開いたらいつの間にか参加者が24人という大所帯になっていて、結構てんやわんやしながらの運営&対戦消化でしたが、参加者の皆さんが結構楽しんでやってくれていたようで、加えて多くが対戦をキャスにして流したり感想をブログにまとめたりして盛り上がってくれたので個人的には大満足です。欲を言えば7世代メタゲームは全勝で終わりたかったな…()



これを読んだ参加者で無い方も、メタゲームをやってみたいと思ったら是非私が次回企画する大会には参加してみて下さいね!(いつやるかなんて全然約束できないけれど…)





長文乱文失礼しました。それではまた。








Special Thanks:臆病カプ・レヒレを貸して下さったどなさん








posted by gaspard at 22:49| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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